テニス初心者がラリーを続けるコツ
ラリーが続かない
テニス初心者はまず打ち合いするもの大変でしょう。
ゆっくりな打ち合いですら、10回続かないこともざらにあると思います。
打ち合いが10回続けられることがテニスが楽しくなる、上手くなったと感じる一つの目安ではないでしょうか?
よく言われるアドバイス
テニス初心者の方がよく聞くアドバイスとして、「ゆっくり打って!」
と言われる姿、よく見ます。
確かにゆっくり打つことでラケット面が安定して、ゆっくり打つことでコントロールし易くなるでしょう。
ただ、それでも出来ない人は多いです。
打ち方が悪い
初心者の方は打ち方が凄く気になると思います。
ラリーが続かないのは、打ち方が悪い。
正しい打ち方が出来てないから出来ないんだ。
と、考えていることでしょう。
しかし、コーチを長年していて打ち方とラリーは比例して上手くなるのか?
と疑問があります。
スピートのあるラリーをするならば、打ち方も必要だとは思いますが、
初心者が、とてもゆっくりな打ち合いに関しては打ち方(フォーム)はそれほど重要ではない気がします。
まずはゆっくりなラリーを
ゆっくりな打ち合いをする場合は、打ち方よりもラケット面が重要でしょう。
①ラケットの真ん中でボールを触れる
②ボールとの距離感が測れる
③ラケットの面感覚がある
④狙って打っている
最低でもこの4つが出来ていれば、ゆっくりな打ち合い10回は続けられると思います。
テニスを練習していれえば1~3は大体出来るようになると思います。
重要なことは④の狙っているかという所。
スクール生の皆さんに狙っているかと聞くと、
「狙うどころじゃない」とか「狙っている」とか良く言われます。
「狙うどころじゃない」は恐らくボールを追いかけるのに必死でそれどころじゃない、という事でしょう。
であれば、ボールとの距離が測れていない、もしくは距離を測って動き出すのが遅いのか。
いずれにしても余裕をもって動いていないので、②が出来ていないということになります。
「狙っている」という人は、
・ネットを越そうと頑張っている
・ストレートコート、クロスコートに返そうとしている
・ただボールを相手に打っているだけ
の可能性が高いかと思います。
どれも狙っているに入らないです。
狙うとは、ボール1個分でキッチリとコートに落とそうとしている事にあります。
そんなん無理と言われます。(笑)
それで良いのです。
コントロールとは、そんなに簡単につかないしボール1個分正確に打つのは無理です。
ただ、ボール1個分で返そうとすることによって、コントロールは凄く良くなりますしコートへの返球率も格段に上がります。
意識の問題
あまり良い話ではないですが、
ある日、ジュニアクラスのレッスンでボールがバラバラに散るクラスでした。
コーチにボールが平気で飛んでくるクラス。
「コーチに当てたら罰ゲームを与える」
と言って球出し再開。
バラバラだったボールが一点に集まりだします。
意識一つでコントロールが良くなる出来事。
最初から出来るなら、なぜ始めからやらない?
それは、ただボールを打っていただけだったから。
元々打つ技術があるのに、「狙ってない」というだけでボールがコートに収まらないケースは多いと思います。
皆頑張ってボールは打っています。
もちろんジュニアの皆、ラリーが続かずに悩んでいる人もです。
ただ、頑張り方が違うのです。
ボールをコントロールしようとしているかが、重要。
意識の話なので、イメージは沸きずらい事でしょう。
それもわかっています。
でも、狙わないとボールはコートに収まりません。
だって、コートにワンバウンドさせるスポーツですから。
ここにワンバウンドさせる!
と打たなければボールはどこに行くのでしょう?
ボールはなんとなく飛びはしますが、自分の意志でワンバウンドさせなければ自分の実力ではないです。
たまたまになります。
フォームに気を取られるのも分かりますが、どうしても打ち合いが上手くいかない人はフォームは1回忘れて意識のチャレンジしてみてください。
練習しても練習してもラリーが続かない人は、自分の実力が出せていない可能性があります。
実は、ラリーを続ける力はあるのに、フォームに気を取られ狙わずに打つ。
その結果、ラリーを続ける実力が発揮できずラリーは続かない、「フォームが悪いんだ」
フォームを意識する
狙わない
ラリーが続かない
・・・
もしかしたらそう言った悪循環があるのかも。
いや、かなり多くの人が陥っていると思います。
やってみてください(^^)/