NTCテニスブログ ~気ままにテニスの事を書きます~

現役のテニスコーチです。お悩み解決のヒントになれば幸いです。記事はたまに見返して編集入れます。

【ボレー】チャンスボール

「チャンスボールが決まらないです」

 

「相手に取られます」

 

そんな話を会員さんから相談される事があります。

 

チャンスボールが決まらない原因

  • 技術的ミス

 

  • ショット選択ミス

 

 

だいたいはどちらかでしょう。

 

 

チャンスボールの意味は、点数を取る場面が回ってきた!

よっしゃチャンス!

 

ではなく。

 

相手を追い込む場面が回ってきた。

よっしゃチャンス!

 

です。

 

もちろん、1発で決めれる事も良くありますし、実際には決めているプレイヤーも沢山います。

 

皆んなが決めているから、私だって決めないと!

 

と、思ってしまうのもしょうがない事かなと思いますが、チャンスボールの意味を間違えないしなければ

 

チャンスボールが決まらない悩み

 

は、いつまでも悩みのままの、もしくは決まらない期間が長くなる可能があります。

 

 

攻めのショット選択

 

基本的な攻めの順番は、

 

  1. つなぐ
  2. 仕掛る
  3. 追い込む
  4. 決める

 

です。

 

つなぐは、相手に返すボール。

これはゆっくり打つと言うわけではありません。

 

仕掛る、は次に相手のバランスを少し崩すとか、タイミングをずらすようなショットを打ちます。

 

追い込むは、相手のバランスをかなり崩すショットを打ちます。

 

決めるは、点を取るショットを打ちます。

 

 

攻めは、これらの選択から今どれが適切にミスなく打てるか瞬時に判断して、選びます。

 

 

ちなみに、「決める」に近づくほど自分に余裕がなければなりません。

 

 

チャンスボールが決まらないと嘆いてるプレイヤーは、余裕がないのに決める選択をしている事が考えられます。

 

それは予測が出来ていなくて、突然のチャンスボールに慌てている。

慌てているのであれば、仕掛るを選択するべきです。

 

または、追い込むという選択。

 

仕掛ると追い込むは、相手が触れる程のコースを選択するので、決めてはいけません。

 

ただ、仕掛ると追い込むはスピードを落として打つ事ではありません。

そこを勘違いすると、攻めにならないです。

 

あくまでも、攻めですのでスピードは大切です。

 

 

まずは

 

このように、チャンスボールが決まらないと嘆いてる方は、ショット選択のミスが原因があると思います。

 

相手に取られてもいい、という気持ちでスピードをしっかりと上げて打つ事で、チャンスボールのプレッシャーが少なくなります。

 

プレッシャーは自らかけている事がほとんどだと思います。

 

プレッシャーが少なくなれば、今持っている技術をしっかりと発揮出来るでしょう。

 

それでも取られる場合は、その後決める為の準備不足を解消する必要が出てきます。

 

それが次のステップです。

 

まずは、ミスなくスピードを上げてチャンスボールを打つ事をオススメします。