【ボレー】力の入れ具合、グリップの握り加減
【昔から言われている指導の一つ】
今でもレッスンで出て来る、ボレーでのインパクトの瞬間にグリップを握るという指導。
個人的には否定派なのだ。
最近自分で練習していて気付いた事だが、インパクトの当たりが悪い、つまり調子が悪い状態が多々ある。
レッスンでヒッティングをするのも嫌になるほど、調子が悪い時がある。
だいたいそう場合は力を入れるタイミングが早過ぎる事で、不快なインパクトが生まれる事に気付いた。
、、、完全に無意識。
力を入れるタイミングを変えようとしても、体が勝手に力を入れる。
、、、やめて欲しい。
それを繰り返している内に、またに良いインパクトの感覚が出始める。
ラケットがしなる感覚と共に、ガットが動いている感覚、ガットがボールを包み込んでいる感覚。
力を抜くという事が、どれだけ難しいかを自分は良く知ってます。
これを生徒さんに伝えるのは、とても困難だ。
【ボレーで練習】
実際に他のコーチにお願いして、球出しで練習してみた。
①完全に脱力
②インパクトの瞬間だけグリップを握る
③テイクバック時から適度に力を入れて打つ
結果、、、
全部打てる。笑
今回はボレーのチャンスボールだったからか、全て普通に打てた。
相手の突き球、ミドルボレーは分からないが、チャンスボールなら正直関係なかった。
自分でやってみて、正直驚いた。
関係ないんだと一瞬思ったが、何回か練習していると気付いた。
【練習の感想】
スピードだけで言ったら、②のインパクトの瞬間にグリップを握る方がスピードは出た。
が、ミスヒットも多かった。
①の完全に脱力は打てたが、テイクバックからラケットが戻ってくるタイミングが遅れると吹かす。
つまり、①と②はインパクトが難しくなる。チャンスボールなんかは、緊張した場面で打つのでスピードと安定性も欲しい。
となると、やはり③が1番安定した。
スピードも②よりかは若干遅くなるが、安定する。
普段のミドルボレーの練習からも③が心地よいインパクトが出る。
上手い選手のミドルボレーを見ていると、インパクト後ラケットがしなやかに動き、ラケットヘッドが立った状態でレディーポジションに戻る。
その動きを見ているとインパクトで力を入れている様には見えない。
今の所、適度に力を入れてインパクトを迎えるまでスイングするが一番いい様に感じる。
難しく話は置いといて、そもそもインパクトの瞬間にグリップを握るなんて不可能。
また、目で見たインパクトとグリップを握るタイミングを合わせる事自体不可解。
目で見ているボールは、少し遅れて見える過去なのだ。
【インパクトで握る練習】
ただインパクトでグリップを握る練習は、ありかも知れない。
インパクトの前後で握る練習をする事で、どのような握り具合いがより良いインパクトを迎えられるか、気付く事が出来るかも知れないからだ。